レントゲンカンファレンス症例
第23回 日本画像医学会 (2004年2月)
No.29症例7:34歳、女性
- 【主訴】
- 肝精査
- 【現病歴】
- H14.4月腹部膨満感を主訴に近医受診したところ、腹部貯留を指摘された。5月近医受診し、加療のため10日間ほど入院した。退院後しばらくは定期的に受診していたが8月以降は近医に通院していた。H15.7月に4年ほどなかった月経があったため、近医(産婦人科)受診、精査目的で当院産婦人科紹介受診(7/29)。MRI施行したところ、卵巣腫瘍および腹水を認めたため入院となり、卵巣腫瘍の手術を行った。しかし、CT・エコー上肝臓の腫瘍が多発していたため消化器内科受診し、精査加療目的に9/1転科となった。
- 【既往歴】
- 特記事項なし
- 【飲酒歴】
- 15歳から焼酎を4~5日で1.8L飲んでいたとのこと(しかし詳細は不明)
- 【喫煙歴】
- 12歳~ 40本/日
CT
- 図1 ダイナミックCT(肝動脈優位相)
- 図2 ダイナミックCT(平衡相)
- 図3 CT hepatic arteriography (CTHA)
- 図4 CTAP
MRI
- 図5 T1 強調像
- 図6 T2 強調像
- 図7 T2 強調像(SPIO 造影前)
- 図8 SPIO 造影T2 強調像