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レントゲンカンファレンス症例



第27回 日本画像医学会 (2008年2月)

No.53症例1:12カ月、男児
【主訴】
両下肢の脱力
【現病歴】
妊娠39週5日で、前期破水にて緊急帝王切開にて出生.出生時体重2402g、妊娠中は異常を指摘されたことはなかった.生後3ヵ月頃から原因不明の発熱にて計5回の入院・治療(抗生剤投与)を繰り返していた.また、体重増加不良、運動発達の遅れがあり、某病院で経過観察されていた.家族の希望で、10ヵ月時に某大学病院小児科を紹介受診した.5月26日(12カ月時)から両下肢の脱力が進行し、当院転院.5月31日に脊椎MRIを撮像.
【入院時現症】
身長70.5cm (-1.6SD)、体重6.7kg (-2.8SD)、体温37.1℃
【入院時神経学的陽性所見】
両下肢不全麻痺 (MMT 1~3/5).両下肢の深部腱反射消失.

【検査値】
特記すべき異常なし.


  • 図1 T2強調矢状断像
  • 図2 T1強調矢状断像
  • 図3 造影後T1強調矢状断像
  • 図4 造影後T1強調冠状断像
  • 図5 造影後の3D-CISSから作成したMPR矢状断像