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レントゲンカンファレンス症例



第29回 日本画像医学会 (2010年2月)

No.70症例6:20歳代女性
【主訴】
左上肢痛
【現病歴】
2007年10月頃より誘因なく左上肢痛が出現し、2008年6月頃より疼痛増悪した。特に夜間に痛みが強い。暖めると疼痛改善する。2008年10月2日近医を受診し、単純レントゲンで左上腕骨腫瘍を指摘されたため紹介、10月3日当院受診した。鎮痛剤服用の有無についてはカルテ上記載なし。
【家族歴】
特記すべきことなし。
【既往歴】
胞状奇胎手術(2002年5月)
【血液生化学データ】
特記すべきことなし(炎症反応なし、白血球分画:正常、主な腫瘍マーカー陰性)
【経過】
単純Xp、MRI、bone scanが施行され左上腕骨腫瘍の診断で2008年12月5日に生検(open biopsy)が施行された。局所の痛みは当院受診時には軽快しており、10月中旬には圧痛、自発痛ともにほぼ消失した。尚、胸部、腹部CTが術前に施行されているが明らかな転移や悪性腫瘍は指摘されなかった。
【画像】
MRI(10月8日:非造影、緊急単純枠での撮影のため、12月4日:造影) 上腕骨単純Xp(10月5日、12月4日)、bone scan(10月15日)


  • 図1 10/5 XP
  • 図2 10/5 XP)
  • 図3 10/8 T1 coro
  • 図4 10/8 T2 fs coro
  • 図5 10/8 T2 fs coro
  • 図6 10/15 bone scan
  • 図7 12/4 XP
  • 図8 12/4 XP
  • 図9 12/4 T1 ax
  • 図10 12/4 T1 ax gd
  • 図11 12/4 Gd fs coro
  • 図12 MRI造影後
    T1強調矢状断像
  • 図13 12/4 T2 fs coro
  • 図14 12/4 T2 fs coro