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レントゲンカンファレンス症例



第33回 日本画像医学会 (2014年2月)

No.90症例2:50代 男性
【主訴】
意識障害
【現病歴】
3週間程前より倦怠感,食欲低下が出現し,徐々に増悪した。
1週間前に近医を受診し,採血で肝機能障害と血糖値上昇を指摘され,腹部超音波検査での精査予定であった。
その後頻尿や歩行時のふらつきも出現し,吃逆やボーっとした感じも見られたため当院を受診,精査・加療目的で入院となった。
【既往歴】
高血圧,高脂血症,高尿酸血症(いずれも数年前~)
【家族歴】
特記すべきものなし
【入院時現症】
Cons JCS 2~10, BP 118/84mmHg, HR 102bpm, BT 36.5℃
左鎖骨上窩に数個のリンパ節を触知する
受け答えが非常に緩慢で不明瞭言語,時々吃逆あり
【検査所見】
血算・凝固 生化学 髄液検査
WBC 8500/μL ALT 58 IU/L 淡黄色
細胞数
81.3/μL
(N:L=26.0:55.3)
RBC 439×104/μL AST 149 IU/L 蛋白 2123 mg/dL
Hb 13.3 g/dL LDH 316 IU/L 66 mg/dL
Ht 36.7% T-bil 1.1 mg/dL MBP 203pg/mL
Plt 189×103/μL TP 8.5 mg/dL IL-6 21100pg/mL
PT 74% Alb 4.0 mg/dL patho classⅡ
APTT 34.5 秒 UN 19 mg/dL  
  Cr 1.07 mg/dL
Na 119 mmol/L
K 4.4 mmol/L
Cl 86 mmol/L
CRP 1.72 mg/dL
FBS 172 mg/dL
HbA1c
(NGSP)
6.7%


  • 図1 T2WI
  • 図2 FLAIR
  • 図3 T1WI
  • 図4 DWI
  • 図5 SWI
  • 図6 造影後T1WI 横断像
  • 図7 造影後T1WI 冠状断像
  • 図8 造影後FLAIR
  • 図9 頸部造影CT
  • 図10 腹部非造影CT
  • 図11 腹部造影CT